株式会社サイバーエージェント様
キーポイント:マルチデバイス対応/承認ワークフロー/利用者別メニュー表示
【CMSの利用目的】
■ 効率的にWEBを運用したい
■ ITリテラシーがない人でも重要な情報を即時反映させ、スピーディーにWEBサイトへ掲載・発信をしたい
■ PC/スマートフォンでデータを一元管理したい
利用プラン |
パッケージ提供プラン |
利用デバイス |
PC/スマホ |
構築期間 |
2012年12月~2013年6月(要件定義期間含む) |
デザイン制作 |
株式会社サイバーエージェント |
言語 |
日本語/英語 |
RCMS組込 |
株式会社ディバータ |
カスタマイズ |
一部カスタマイズ有り |
コーポレート運用に必要な機能への対応
RCMSには、サイバーエージェント様が求められていたサイト運用に求める機能が揃っています。
リニューアルの中で特に重要視されていた要件はマルチデバイス対応。 PC版のコンテンツをスマートフォン版へ同時に反映し、コンテンツやデータを一元管理、効率的な運用ができることが求められていました。
マルチデバイス対応で提示された主な要件
・URLは各デバイス共通
・デバイス毎にコンテンツの出し入れが可能
・コンテンツ一元管理
RCMSは、PC版だけでなく、スマートフォンやほかのデバイスに対しても同時にコンテンツを表示させることが可能です。
管理画面から記事を入稿すると、PC版、スマートフォン版でも記事が生成されます。
※もちろん、デバイス毎に「表示させるコンテンツ/させないコンテンツ」を都度選択することも可能です。
デバイスを自動的に判別して表示させる仕組みのため、URLは各デバイス共通です。
もちろんマルチデバイス対応だけでなく、ほかにも求められる機能は沢山ありました。
以下はその中でも特に重要視された機能です。
・多言語対応機能
RCMSは、日本語版だけでなく、英語版やその他の言語も同時に管理することができます。 日本語版を主軸言語として、対応する英語記事を同一の管理画面から入稿していただき、効率的な運用を実施していただくことが可能です。
・ソーシャルメディア連携機能
facebookのプラグイン(いいね!ボタンや、タイムライン等)を埋め込むことも簡単に行えます。
サイバーエージェント様からいただいた御要件に、RCMSはほぼデフォルト機能で対応することができました。
デザインに関しても自社内で運用ができること
サイバーエージェント様は、社内にクリエイターを多数かかえられているので、デザイン系作業に関してもなるべく自社内で運用が完結できることを希望されていらっしゃいました。
ただ、画像や文章を社内で作る事は容易でも、それを都度1つのHTMLとして構成するには非常に時間がかかります。
RCMSはデザイン反映業務の効率化という点でもお手伝いさせていただきました。
RCMS上のデザインは全て管理画面から変更ができるようになっています。
大幅な改修作業はHTMLやCSSを書き換えるような専門知識が必要となりますが、将来的に差し替えたい画像やページがある程度わかっている場合は、構築段階でどなたでも画像を差し替えられるような入力・投稿フォームを設定しておくことができます。
例えば、
「トップページのヘッダー画像で、クリエイターの方が画像を作り、広報担当の方が差し替える。」
という運用も可能です。
サイバーエージェント様ならではの更新方法をご提供することができました。
HTMLが書けない方でもリアルタイムの更新が可能
IR情報や、プレスリリース等、更新頻度が高いコンテンツを保持していらっしゃるので、都度制作会社やデザイナーに外注すると迅速に情報をアップすることができません。
記事更新に関して提示された主な要件
・プレスリリースは広報/人事でもコンテンツ更新ができる
・予約配信設定、権限設定
RCMSの管理画面は、誰でも更新ができるように入力フォームを事前に設定できますので、ブログ感覚でコンテンツの更新をしていただけます。
また、担当者様毎に操作できる範囲を自由に設定することができるので、運用に合わせて権限を柔軟に指定することができます。
各編集担当者様は、決められた範囲だけを編集するため、スピーディーにWEBサイトへ掲載・発信が可能です。
また、予約配信機能も装備しているため、公開/非公開もタイマーで設定しておくことができます。
RCMSを導入していただくことで、IR情報やプレスリリース、新しいアプリの情報、その他のコンテンツも1つの管理画面で迅速に更新をすることが可能になりました。
特別インタビュー
今回は特別にサイトリニューアルプロジェクトを推進していただいた、株式会社サイバーエージェントの広報・IR室から、渡辺様、山下様へインタビューをさせていただきました!
(以下敬略)
Q. 貴社におけるコーポレートサイトの役割や、情報発信のスタンスに関して改めて教えてください。
山下:当社には、ゲームやコミュニティサービス、広告商品、株主様向け情報...と様々な情報チャネルがあります。コーポレートサイトはいわば会社の顔となります。なので、「必要な情報が必要な人にきちんと正確に行き渡るように」ということを特に意識しましたね。
Q. 現在はどのような体制で運営されていらっしゃいますか。
渡辺:メインのサイト運営は私たちを含めた4人です。プレスリリースに関しては、それぞれ担当の広報メンバーが更新しており、Amebaが6人、代理事業やその他グループ広報で4人ほどになります。人事情報や各種イベントのコンテンツで、申し込みフォームを利用しているものは一時的に権限を渡したりして例外的に見てもらったりしています。
渡辺:今後は積極的に社内のメンバーに展開して、よりスピーディーに情報を皆様にお届けできるようにしていきたいと思っています。
Q. 導入するCMSを選定したときの基準を教えてください。
山下:大きくは、マルチデバイス対応できること、情報を一元管理できること、制作者でなくても更新ができることの3つです。その要件だけだと、レスポンシブデザイン等にすれば、ほかのツールでも実現できることだったのですが、当社の場合はデバイス毎にコンテンツの出し分けをしたかったので、RCMSが最適でしたね。
Q. 採用を決めた理由を教えてください。
山下:要件的にマッチしていたとことが大きいですが、それ以外は、コストパフォーマンスと、画面がユーザーフレンドリーでわかり易いというところですね。
あとは、きめ細やかな営業サポートがよかったです。インターネット業界は成長産業なので変化スピードが非常に早く、要件に対して迅速に答えがもらえることはとても重要です。それがよかったですね。
Q. 導入した効果について教えてください。
渡辺:圧倒的にページの更新量が変わりましたね。感覚値ですが5倍程度は変わったでしょうか。
以前は更新担当が1人で、その人のキャパシティ以上の更新ができなかったのですが、コンテンツ更新やページの拡充や追加も複数人で同時にできるようになったので、以前はあまり更新頻度が高くなかった情報も、ほぼストレス無くオンタイムで配信しています。
山下:問い合わせフォームがパッケージの機能内で簡単に作れるようになったことは特に助かっています。イベントエントリーの受け付けに必要なので、イベント情報も頻繁にお知らせできるようになっています。あとはもちろんマルチデバイス対応ですね。
山下:リソースの問題で、今までは社内からの要望を全て受けることはできませんでしたが、今では大部分を受けられるようになりました。例えば、事業部からピンポイントで「この情報をピックアップ枠に掲載したい!」等の要望が増え、今ではデイリーで管理して日々更新しています。やっと経営のスピードにサイトコンテンツが追いついてきたという感じです。山下も言っていましたが、コーポレートサイトは会社の顔です。それを体現できているのではないかと考えています。
Q. 今後の展開や拡充の予定があれば教えてください。
渡辺、山下:直近では、学生やクライアント、投資家、ユーザー等を招いたセミナーやイベントを実施することが増えていますので、簡単に更新ができるイベント一覧ページを作ろうと思っています。また、関連会社も多いので、自社内だけでなくサイバーエージェントグループの顔として、コンテンツ自体を増やしていきたいと考えています。
また、採用サイトや、株主・投資家情報サイトなど情報量が多く、ある特定の情報に特化したコンテンツは、その部分だけ独立したサイトにするということも考えていたりします。
RCMSの導入により柔軟な対応が可能になりましたので、今後も続々新しいコンテンツをアップしていくつもりです!
以上、皆様、お忙しい中お時間いただき、誠にありがとうございました!
会社概要
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント様
- 本社所在地
- 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号
- 設立年月日
- 1998年3月18日
- おもな事業内容
- ・Ameba事業
・インターネット広告事業
・ソーシャルゲーム事業
・投資育成事業